2008年5月9日

5月2日、ミャンマーを直撃したサイクロンで大勢の命が奪われました。そして、被害の大きかった地域はミャンマーの穀倉地帯でもあります。大急ぎで調べたデータなので多少数字の誤差はあるかもしれませんが、ミャンマーでの年間の米生産量は約2,500万トン。(日本は1,000万トン弱と言われています)人口は約4,200万人。
今回のサイクロンで被害を受けた穀倉地帯はミャンマー国内の約65%(約1,700万トン)
人口が日本の約1/3と言われていますので、サイクロンが来なければ国内消費分を差し引いても2,000万トンほどは輸出に回せたはずですがこの分がほとんどなくなったわけです。この先も、アジアの国々で充分な米が取れるという保証はありません。それどころかますます天候が不安定になってきています。サイクロンが来るまえから穀物の不足がささやかれていましたから、現在世界の穀物市場では大変な状況になっていることでしょう。
少し前の話では、日本国内で余っている米の消化方法で米粉を作るなどということでしたが、それどころではない状況のようです。すでに、世界規模での米を含む穀物争奪戦が始まっています。日本は、生き残れるのか?

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2008年5月2日

先日、名寄で有機農業を推進しようという主旨の会合がありました。有機農業を推進するためのブレーキになっているものについて話し合いました。参加者は、官民農商よりさまざまな立場の人が参加しました。
その話の中で、農薬や化学肥料を使わないものは多くの方がおいしいと感じるという意見に対して、農業試験場からは、現在の技術では人間の味覚判断能力の方が高性能と言われるセンサーよりはるかに感度が高いため、そのおいしさとか栄養分の違いを数字で表すことができない。数値化させないと行政などの機関を動かすことも難しい。との意見が出されました。
これは、日本国中どこでも同じ悩みなのですが、地域によっては官民農商の相互協力のもとで有機農業の推進や有機農産物の特産品作りにチャレンジしている例も見られます。いままであった仕組みをそのまま使うとすれば前に進めない状況のようです。だからこそ不都合や矛盾をあぶりだしてその一つ一つを改善していくという必要に迫られています。
地球規模では今食糧不足です。自給率の低い日本はこれから食料危機に突入するような気配です。安全安心のためだけだった有機農業から、環境保全・自給自足のための有機農業へ。いずれ農業資材も輸入できなくなるかもしれません。食料をお金で買う時代が終わるのかもしれませんね。

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4月25日

地元にない農産物は、なかなかその調理法が分からないものです。先日も「レンコンは煮物以外にどうやって食べるの?」というご質問があり、私の知ってる限りをお伝えしました。
レンコンは煮物の他に、てんぷらがおいしいですよ。でもてんぷらとなると油の始末がね~と言うことなので、フライパンに薄く5ミリほどの油を引き、5ミリ厚くらいにスライスしたレンコンを水溶き小麦につけて薄い衣で揚げます。適当なところで裏返し両面が少しきつね色になったらできあがり。油が残っても量が少ないので始末は楽です。また、残りの油を使ってレンコンのきんぴらもおいしい!縦に切っても横に切ってもどちらでもOKです。レンコンが余ったらすりおろして山芋のすりおろしなどと混ぜ、素揚げにしたりお好み焼きに混ぜたり、レンコンコロッケの材料にもなります。酢の物もおいしいですね。レンコンの節の部分は咳止めのクスリになりますから捨てないで、冷凍しておくと便利かもしれません。使うときは皮ごとすり下ろして絞り汁を葛に混ぜ生姜の絞り汁などと一緒に煮立て葛が透明になったらできあがりです。
その他、ツナとパスタソースや温サラダ、スープ、雑炊、カレー、お吸い物、餃子などなど・・・・と言ってもいっぺんには覚えきれないですね~

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2008年4月18日

柑橘類が入荷しています。伊予柑・清美オレンジ・はっさく・甘夏・・・とこの時期ならではの甘酸っぱい果物です。ここ名寄の気候はまだまだ寒い時間帯もありますが晴れた日の日中は汗ばむこともあり、そんなときにはありがたい食べ物です。日本の柑橘類は輸入されてくる柑橘類(オレンジやグレープフルーツなど)に比べて甘さが少ないという評価がありましたが、今ではそんなことはまったく感じさせないほど甘い柑橘が流通するようになりました。糖度も年々高くなっているのではないか?と思うほど柑橘類全体が甘い印象を持ちます。
もちろんその品種や作り方によって糖度も変わってくるのでしょうがここ数年間は当店に入ってくる柑橘類でがっかりしたものが見あたりません。生産者の皆さんの並々ならぬ努力が感じられます。
もうご存じかもしれませんが天然の木酢液を栽培時に使ったら、その木酢液は"農薬"扱いになりますので収穫されたものは無農薬とも有機栽培とも言えなくなりました。食用酢を使っても同じです。今まで無農薬と表示されていた柑橘類でもまったく同じ栽培方法なのに今は無農薬表示ができません。法律で定められました。私としてはとても残念な思いです。

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2008年4月11日

自然食品とはどのような食品なのか?これの答えはさまざまできちんと定義されたものはなかなか見つかりません。ひょっとしたら無いかもしれません。
『自然食品とは○○~というものである。』と定義すると、その定義に当てはまらない物はすべて不自然な食品なのか?という疑問が必ず出てきます。それではということで世の中にあるすべての食品にあてはまるような定義を考えますと、自然食品分類辞典のような大がかりなものが必要になってくるでしょう。
このことは『よい人間とは?』という問いかけに似ているような気がします。よい人間を定義してしまえば、その定義に当てはまらない人間はすべて悪い人間と見なされてしまいます。こんな風に書けば何をバカなことを~と思われますが、自然食品を定義しても何をバカなことを~と思う人がどれだけいるのでしょうか?でも、自然食品はあいまいな表現です。だからこそいろいろな疑問に対して分かりやすい情報と知識が必要となります。
売り場に『自然食品』とは書いてあってもそこに誰もいないようでは、疑問や不安に対してのアドバイスがありませんね。
農薬を使わないで作った農産物でも「無農薬」という表示はできなくなりました。「自然塩」もだめになりそうです。次は、「自然食品」という表示ができなくなるかもしれません。

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